アイツとコイツは許嫁。
そのあと俊哉には思いっきり怒られた。
全然怖くなかったけど。
今日はその後の始業式が終わったら帰っていいらしくて。
ソッコーで帰った。
・・・もちろん琥珀と。
俺も琥珀も一言もしゃべらず、無言だった。
帰るときも生徒たちの謎な視線を食らった。
本当になんなんだ?
家に帰ったっていうより、なんかホテルに来ているみたいな感覚。
いつの日か、この琥珀の家に慣れる時が来るのか?
その時俺は何やってんだろう。
琥珀の家に入るとき、心の中でつぶやいた。