アイツとコイツは許嫁。

次の日も、また次の日も摩央と学校へ通いました。


もう何言われても気にならなくなりなした。


人間の適応能力偉大なり、ですわ。


ではこの摩央がいる生活も当たり前になるのでしょうか。


そう思うと少しぞっとしますが。


あれから水樹さんは摩央の事を聞いてきません。


というかあれはただの気まぐれだったのでしょうか。


摩央とは喧嘩はしょっちゅうですけど、出合ったばかりの頃よりは嫌いではなくなった気がします。


まだ嫌いではない、とは言い切れませんが。


一応、摩央が来る前と同じように平和に生活をしていました。


しかしこれからしばらく、わたくしが大の苦手とする行事が始まるのですわ・・・。