アイツとコイツは許嫁。


そして激闘の末、何人かがダンスを受け持った。


「・・・はああ」


「摩央がんばれ・・・」


その中に俺も入っていて。


結局リレーとダンスをすることになった。


・・・ついてねえ。


ダンスのペアはくじ引きらしく、力なく引いたくじには『5』と書いてあった。


・・・『5』のくじを持ってる奴とペアってことか?


隣でくじを見ていた琥珀の番号をのぞく。


「はあ・・・!?」


間違いなく『5』と書いてあった。


「なんですか!いきなり叫ばないでください!」


隣で琥珀が怒ってたけど、そんなのどうでもよかった。


・・・まじ?


運がいいのか、悪いのか。


相手は琥珀だった。


「・・・摩央、まさか『5』なんてわけないですわよね?」


もうどうにでもなれ、と思い琥珀に紙きれを見せた。


「・・・頭に隕石が落ちてきたように感じます・・・」


そう言うと琥珀は琥珀は机に突っ伏した。


・・・だからなんなんだ、その比喩は。


< 67 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop