アイツとコイツは許嫁。
そして激闘の末、何人かがダンスを受け持った。
「・・・はああ」
「摩央がんばれ・・・」
その中に俺も入っていて。
結局リレーとダンスをすることになった。
・・・ついてねえ。
ダンスのペアはくじ引きらしく、力なく引いたくじには『5』と書いてあった。
・・・『5』のくじを持ってる奴とペアってことか?
隣でくじを見ていた琥珀の番号をのぞく。
「はあ・・・!?」
間違いなく『5』と書いてあった。
「なんですか!いきなり叫ばないでください!」
隣で琥珀が怒ってたけど、そんなのどうでもよかった。
・・・まじ?
運がいいのか、悪いのか。
相手は琥珀だった。
「・・・摩央、まさか『5』なんてわけないですわよね?」
もうどうにでもなれ、と思い琥珀に紙きれを見せた。
「・・・頭に隕石が落ちてきたように感じます・・・」
そう言うと琥珀は琥珀は机に突っ伏した。
・・・だからなんなんだ、その比喩は。