ストーカー・・僕は君に愛を捧ぐ
花梨が、オムライスを作る。


ご飯を炒めて、ケチャップを入れて混ぜる。


そして、ケチャップライスを皿に盛って、卵を焼く。


ふわふわ卵にして、ご飯に置いて出来上がり。


「上手いじゃん。」

「参った?」


得意そうに、僕を見た。


「参った。」


美味しい…。


母さんと似た味がした。


「どうしたの?
何で泣いてるの?」

不安げな顔で、花梨が僕を覗き込んできた。


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