ストーカー・・僕は君に愛を捧ぐ
「ごめんね、有難う。」


体を離そうとした。

「大丈夫だった?」

僕も、腕の力を抜いた。


「水谷とはどう?
上手くいってるの?」


「いまいち…かな?」


僕を見ていたのに、下に視線を落とした。


「逢えて…ないの?」


伏し目がちの彼女を覗きこんだ。


「学校違うから、時間合わなくて、バレーボールもやってるから尚更ね?」


寂しそうに笑った。


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