ストーカー・・僕は君に愛を捧ぐ
そして、翌日。


僕は、学校から少し離れた図書館に向かった。


「あ、桜井君。」


「ごめん、待たせて。」


「ううん。私もさっき着いたの。
だから、大丈夫。」

そう言って、ふんわり微笑む花梨に僕は、心が弾んだ。


静かな図書館の床は大理石で出来ていて、コツン、コツンと靴の音だけが響く。

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