思い出の前に
「あ?」



安堂よ、パフェに夢中になりすぎて話を忘れたとは言わせないぞ。



「あぁ…」



一応覚えてはいるようだ。



さすがにそこまでバカではない。



「そう。お前に話がある」



安堂はスプーンを置いた。



ミサもつられてスプーンを置いた。



「うん。何?」



ミサは真っ直ぐに安堂を見つめて言った。

















「俺、お前の事好きだから」
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