* 眠りの森の里亜 *〜王子のもの〜
夕方、俺は里亜をおぶるはめになった。



手をつないでるのに、寝ようとするのだから仕方ない。




里亜の長い髪が、俺の頬にあたる。


いい匂いがした。




ったく。



どうせ、また寝不足なんだろ?




『朗慈がいないと、よく眠れないの!』



里亜は、そう言ってよく
夜中に、俺の部屋の窓をたたく




仕方ない。




今日も、泊まらせてやるしかない・・・・・・




_
< 14 / 25 >

この作品をシェア

pagetop