先生、お願いセカンド


「わかっててやってるのか?」

「うん」

「からかってるんだろ?」

「うぅん、でも先生…」

「あ?」


奈々はにやりと笑うと携帯片手に俺にキスをしてきた


それはあいつとは違う

全然違う、甘いキスだった


カシャッ

俺はその機械音の意味をすぐには理解できなかった




< 27 / 86 >

この作品をシェア

pagetop