恋するキモチ
朝食を近くの喫茶店で軽く済ませると、一緒に出勤した。
あの後、京子は落ち着くと、少しだけバツの悪そうな顔をして、顔を洗ってきます、と言って、部屋を出た。
どんな夢を見たのか、かなり気になったのだが、あまり触れてほしくはないかもしれないと思うと、なんだかタイミングを逃してしまい、そのまま聞けずに今に至る。
パソコンを立ち上げて仕事の準備をしていると、後ろから山下が突然ドスっとのっかってきた。
「せんぱぁい?俺、見ましたよ~?」
ニタニタと笑いながら言ってくる山下に、ため息をつきながらなんだ、と聞いた。
「今日、京子ちゃんと一緒に出勤してきたでしょ」
俺はどこから見られたのかと思ったが、これは想定内。
「たまたま一緒になっただけだ」
さすがに自分の家に泊めたとは言えないので、誰かにもし見られていたときは、たまたま一緒になったということにしようと、事前に喫茶店で打ち合わせ済みだった。
あの後、京子は落ち着くと、少しだけバツの悪そうな顔をして、顔を洗ってきます、と言って、部屋を出た。
どんな夢を見たのか、かなり気になったのだが、あまり触れてほしくはないかもしれないと思うと、なんだかタイミングを逃してしまい、そのまま聞けずに今に至る。
パソコンを立ち上げて仕事の準備をしていると、後ろから山下が突然ドスっとのっかってきた。
「せんぱぁい?俺、見ましたよ~?」
ニタニタと笑いながら言ってくる山下に、ため息をつきながらなんだ、と聞いた。
「今日、京子ちゃんと一緒に出勤してきたでしょ」
俺はどこから見られたのかと思ったが、これは想定内。
「たまたま一緒になっただけだ」
さすがに自分の家に泊めたとは言えないので、誰かにもし見られていたときは、たまたま一緒になったということにしようと、事前に喫茶店で打ち合わせ済みだった。