恋するキモチ
「あ、希美?今日って空いてる?」
警視庁を出たところで電話をかける。
相手はまた?と呆れたように答えた。
「だって、もう仕事上がったし。今日も成田さんがいなかったんだもん」
京子が言うと、希美はため息交じりに、それじゃいつものところで、とだけ答えて、ぶちっと通話を切った。
「…なんだかんだ言っても、希美ってばやっぱ先生だよね。面倒見がいいし」
迷惑をかけている自覚はあるのだが、昔から、希美の面倒見の良さと付き合いの良さに、ついつい甘えてしまっていた。
携帯で時刻を確認すると、京子は希美との待ち合わせの店へと歩き出した。
警視庁を出たところで電話をかける。
相手はまた?と呆れたように答えた。
「だって、もう仕事上がったし。今日も成田さんがいなかったんだもん」
京子が言うと、希美はため息交じりに、それじゃいつものところで、とだけ答えて、ぶちっと通話を切った。
「…なんだかんだ言っても、希美ってばやっぱ先生だよね。面倒見がいいし」
迷惑をかけている自覚はあるのだが、昔から、希美の面倒見の良さと付き合いの良さに、ついつい甘えてしまっていた。
携帯で時刻を確認すると、京子は希美との待ち合わせの店へと歩き出した。