恋するキモチ
この店にも今週だけで5回目。バーテンのお兄さんともすっかり顔なじみとなり、京子が何が飲みたいと言わなくても、勝手にお兄さんが作って出してくれる程になっていた。

「今日は少しペースが速いんじゃないですか?」

そう言って、お兄さんはグラスを京子の前に置いた。
京子はそうかな?と肩をすくめる。

「優君、私にも頂戴」

そう言って、希美が京子の隣に座った。
優はわかりました、と言って、カクテルを作りだす。

「…俺はとりあえず、お茶ください」

そう言って、希美とは反対側の京子の隣へと洋司も座った。
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