恋するキモチ
優が二人に飲み物を出し終える。
が、三人に会話はなく、無言の時間だけが刻々と流れていく。


もー…なんで洋司がいるのよ。
洋司に会う気なんてなかったのに…


ちらりと洋司を見る。
と、洋司も京子を見ていたようで、おもわず視線がバチっとあった。

「な…なに?」

京子が少し驚いて聞く。
と、洋司は小さくため息をついて、口を開いた。

「なぁ、お前さ、俺に何か言うことあるんじゃねーの?」

聞かれて京子は眉をひそめる。

「は?何かって何?」

京子が言うと、洋司は少しだけ口にするのを戸惑ったものの、ふぅ、と息をついて、京子を見て言った。
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