―GAME―


どうして驚かないのか?


それに対して動揺してしまう。


「ふふっ…

いい匂いね

この鉄の匂い…

私を気持ちよくしてくれるわ」


まだまだ足りないとばかりにアイスピックを突き刺し抜きまくる。


御つきの方は当然…


動かない


ただ分かるのは首がグチャグチャになっている事


目が充血していた事


それだけだった。


《エレナ様

挨拶はお済ですか?》


大きいスクリーンから人型のロボットが映る。


さっきはスクリーンでも何でもなくただスピーカーからの声だった。


人型につくられて恐ろしい程スラスラ話せるロボット…


奇妙だとしか思えなかった。


それは当然-


この、屋敷も含めて…


エレナ様は顔を上げ言う。


「もちろんよ

私、疲れちゃったわ

マリア1号…

後は宜しく頼むわ」


涼しい顔でその場を離れて行く。


でわ…と続きを話すロボット。


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