―GAME―


段々と焦り始める。


握った拳を広げてみると汗がベットリとついていた。


《それでは最後に自己紹介です

あなた方は今、

別々の部屋で説明を聞いています

16人の番号順に自己紹介を始めます

制限時間は1分

1分を越すと自動的に次の人に代わります

名前と年齢をおっしゃってくれればいいです

では…

順番に自己紹介を…》


-プツッ…


ロボっとが消えたかと思うと違う人物が映った。


『あ、えと…№1

雅(ミヤビ)、17歳です?

えー…

まぁ、よろしく?

みたいな(笑)』


目の周りくっろ!


何こいつ!


あんなまつ毛で目見えてんの?


しかも話し方からバカっぽさ伝わってくる。


てかっ、17歳?!


私と一緒じゃんよ!


こうも違うもん?


私なんかナチュラルメイクなんだけど?


まぁ、私パンダメイク似合わないし?


雅っつう子は似合ってるからいっか。


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