【短編】†hospital love†
4章 旅立ち
最後の瞬間(トキ)
【蒼】
あれから数週間が過ぎた
私はベットから起き上がることすらできなくなっていた
「蒼...」
声のした方へ目線を向ける
そこには愛しい朔矢の姿があった
「朔也.
大好きだよ
私のこと愛してる?」
「急に何言ってんだよっ
俺だって大好きだ
むしろ愛してる
当たり前だろ」
多分これが最後
私が朔也に思いを伝える最後の時間