【短編】†hospital love†
日当たり良好の2LDKが俺の新しい住まいだ。
ちょっと古いけど家賃は安い。
男の一人暮らしならこんなもんで十分だ。
ドンドンドン
突然激しく玄関をたたかれた。
「朔也、いんだろ~
開けろよ~」
カチャ
「なんだよ」
「親友になんだよはねぇだろ
飲もうぜ」
大量の缶ビールをコンビニで買ってきたらしい。
おつまみも充実している。
「就職祝いと引越し祝いだ。」
そういって靴を脱ぎ始める親友。
「こっちの都合も聞かず押しかけてくるのいい加減やめろよなぁ~、愁司(しゅうじ)」