ぬくもりに触れたくて。
私はまだ子供で
彼には甘えっぱなし。
きっと我慢すれば良いだけなのに。
いっぱい迷惑掛けてるし心配も掛けてる。
「私、まだ子供だなぁ…。」
来たのは近くの公園。
遊具の中に一人座る。
空洞から見える景色。
辺りには星がたくさん輝いてる。
「でも…やっぱ悲しい…。」
突っ伏して泣いてしまう程
彼の一言にショックを受けた。
「まろん_!!」
必死に探す彼が居た。
でも私には気づかない。
呼ばれた瞬間、びくってなった。
暫く遊具に居て、寒くなって来たから家に帰る事にした。
部屋には真っ暗で、まだ陸登は帰ってない。
電気を付けることなく、そのまま寝室へ行く。
「私、悪くないもん…。」
陸登が悪い。
あんなに約束して
ディナーもドレスも準備したのに
急なキャンセルなんて
許せない。
ちょっとは察してよ…。