ぬくもりに触れたくて。
「忘れ物ないな?」
「大丈夫だよ。」
今日は空が晴れ渡ってた
綺麗な青空と暖かい日差しの中
ゆっくり電車とバスを乗り継いで
ホテルへ向かう。
「わぁ…凄く豪華なホテルだよりっくん!」
綺麗な内装は白と大理石の床
天井に大きなシャンデリア
階段はまるでお姫様が登るような真っ赤なカーペットが敷かれていた。
「まろん、部屋行くよ。」
「は~い。」
部屋に向かい中へと入る。
そこは空と景色をいっぺんに独り占め出来てしまう程の眺めの良さだった。
「お部屋広い!
わぁっ…露天風呂まで付いてるのね!」
夢中で見る私
「ふふっ…気に入ってくれた?まろんに喜んで欲しくて1ヶ月前から予約したんだよ。」
「そんなに前から…//
嬉しい。本当に有難う//」
赤くなる顔
とても嬉しくてつい頬が緩む。
「まろん真っ赤だよ?」
そう言って私の頬をつつく。
「ふふ…嬉しいんだもん。」
少し背伸びをして頬にキスをあげる。
「良かった。
愛してるよまろん。」
「うん、愛してるよ陸登。」
抱き締めて
ベッドに沈み込む。
最高の幸せの瞬間がそこにあったの。