ぬくもりに触れたくて。
-ウェディング-
-ウェディング-
ホテルのプロポーズから2ヶ月の月日が流れた。
「ねぇまろん~ちゅ~したい。」
「今ちょっと手が離せないの~;
後にして。」
緊張の糸が切れたのか
甘えてくる陸登。
「………まろん。」
「ん?な……。」
_ちゅ。
「よし、式場探さなきゃ。」
「///…りっくんたら…。」
不意打ちは卑怯だ//
式場を探す。
日にちと人数は決まったから後は式場のみ。
「あ、ここ良いな。」
その式場は森の中にある少し小さい教会とホテル。
「お~、良いな。
ちょっと見に行ってみよっか。」
「うん!
あまり遠くないみたいよ?」
住所はさほど遠くはなく、車で30分の場所にあった。
その日のうちに教会を見に行った。
辺り一面に緑が広がり
動物の鳴き声が聞こえる。
自然豊かなその場所には
多くの恋人達が訪れる。
「決めた。
ここにする。」
陸登も気に入ったみたいで挙式と披露宴はこの場所ですることになった。
「早く来ないかな。」
「すぐだよ。」
手を繋ぎゆっくりと緑の中を歩く。
木漏れ日が私達を見守っていた。