ぬくもりに触れたくて。

それから、少しあの夢にビクビクしながらも

無事に結婚式当日。


「凄く綺麗_。」

言葉を無くす彼に

少しはにかむ私。

両親の笑顔と涙。

「ママ、私綺麗かな?」

「凄く綺麗よ。私に似て誰よりも美人の花嫁さんよ。」

「まろん、お前が幸せになる日をずっと願ってたよ。隣にはりく君が居る人生がお前の幸せになるんだ。」


_結婚、おめでとう。

_幸せになるんだよ。








「永遠の愛を、ここに誓いますか?」

「「はい、誓います。」」


透明のヴェールを上げられる

目を閉じて

ゆっくりと温もりが唇を伝う。


「愛してる。」


貴方との愛を誓えた。

左薬指に光シルバーリング。

ブーケは大好きなはわすれな草。

名前は 杉 まろんになる。

沢山の人からの祝福。

涙と笑い声。

あの出来事を忘れない。

再度2人の存在を確認した日のことを。

これから何があっても離れない。

寄り添って歩いて行くの。

私と貴方の2人で。

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