ぬくもりに触れたくて。

「まーろん!!、陸登さん!
結婚おめでとー☆」

披露宴は私と陸登の友人が盛り上げてくれた。

「まろん!最初に結婚するなんてズルいぞ!
私まだ彼氏募集中でーす(笑)」

ステージでこんなスピーチをするのはもう18年の付き合いになる親友の

神園 咲-カミゾノ サク-

私と陸登のこと、何よりも心配してこの日をきっと一番楽しみにしてくれてたと思う。

「咲ちゃん、今日も明るくて元気だね?」

「うん、張り切ってスピーチするって昨日メールが来たから。」

2人で笑いながらスピーチを聞く。

「2人とも、本当におめでとう。この先何があっても、まろんと陸登さんなら乗り越えられるよ。
だから、ずーっと幸せでいてね。
あ、勿論互いの愚痴は私まで連絡下さ~い(笑)」

笑いに包まれる会場。

「楽しい披露宴になったてるね。」

そう耳打ちする陸登に笑いながら相づちをする。

良い結婚式って

きっとこの事なんだ。

数年立ってこの結婚式の映像を見たとき

思い出として私達に刻まれるんだよね。

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