ぬくもりに触れたくて。
「ママ~」
「お~い、まろん早くおいで。」
私を呼ぶ声。
「今行くから待ってて。」
目の前には幸せな毎日。
今日は天気が良い、ピクニック
「ほら、口に付いてる。」
「そういう陸登こそ付いてるよ(笑)」
「パパはずかしいの~」
膝に座る宝物は小さな手を叩いて笑ってる。
そんな我が子を見て、陸登も私も笑う。
そして、3人で大きな木の下で
暖かい日差しに包まれて
お昼寝をした。
3人で抱き合いながら。
そう、そんな夢をよく見るの。
「そっか、きっとこの子も早く生まれてきたいんだね。」
「そうだね、凄く可愛い声で私たちの名前を呼ぶの。」
「ふふ、パパか。なんか照れる。」
「照れちゃって、可愛いな~。」
ふと、赤くなる顔が可愛くて仕方ない。
普段は大人な彼がたまに見せる表情に
笑みが止まらなくなる。
きっと、この先
もっともっと幸せがある。
生まれてくる命と一緒に作る思いでと幸せがたくさん。