ぬくもりに触れたくて。
-途切れた意識-
いつものように仕事に行く陸登を見送る。
「今日も頑張ろ。」
アルバイトに行く支度をする。
左手薬指に光る指輪を見て
笑みがこぼれる。
この幸せが現実だと実感する。
「今日は豪華な晩御飯にしよう。」
結婚してから半年が立った
幸せな毎日を過ごしてる。
あなたに作るご飯
美味しいと食べてくれる
その言葉が聞きたくて
陸登は野菜が苦手だから
私なりの工夫をする。
大好きなあなたには
疲れを癒やして貰いたいもん。
「あ、遅刻しちゃう!」
足早に部屋をでる。
今日も頑張ろう。