ぬくもりに触れたくて。

外は雨。

「お疲れ様で~す!」

帰りにスーパーよらないと。

「あ、陸登?今スーパーによってから帰るから待っててね。」

『分かった。気を付けて帰ってくるんだよ?』

「うん、じゃあね。」

陸登の声を聞くと安心する。

電話を切ってスーパーに行って材料を買う。

「ただいま陸登~。」

「おかえり、まろん。」

「早かったね、今日は。」

「今日は早く終わってね。」

甘えるように抱き付いてくる。

「そっか。
今ご飯作るからね。」

唇にキスを落としてからキッチンへ。


「今日のはめっちゃ豪華だね?」

「りっくんが好きな物、全部作ったんだよ。」

「だよね?
食べて良い?」

ニコニコしながらそう聞く

「うん、べよっか。
いただきます。」

「いただきますま~す!
…まろん、美味しい!!」

「良かったぁ。
陸登は美味しそうに食べてくれるから。」

「まろんのご飯は世界一美味しいよ!」

その一言が何より嬉しい。

「これからも沢山作るからね?」

「うん!凄い幸せ。」

それから、食べ終わって
ゆっくりとしたteatime。

「明日、ちょっと遅くなるから、先に寝ててね?」

「分かった。いや、待ってたいから、待ってる。」

「ん、わかった(笑)」

コツンと頭をつける。

「凄い幸せ…。」

やっぱりあなたのぬくもりが

何より愛しい。


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