ぬくもりに触れたくて。
-神様がくれた奇跡-
「ママ。」
振り向く。
そこには未来がいて
「神様がママを天国に行かせないのはね、パパを守る為なんだよ。」
「りっくんを守るため…。」
「今のパパはとても、とても悲しいから、だから、そんなパパをママは守る使命があるの。」
…使命。
「パパの笑ってる顔が、大好きでしょう?」
「大好きよ。」
「ママならまたパパの笑顔を取り戻してあげられるよ。
大丈夫、私も傍に居るからね。」
ふっと目をあけた。
そっか、私は使命としてこの世界に居るんだね。
愛する人を守ために。
その為なら、頑張るよ。
全力であなたを守ってあげる。