ふたりぼっち
河川敷では、いつもの友達たちが、すでにミニゲームを始めていた。
僕も急いでミニゲームに加わる。


日も暮れて、遊び疲れた僕たちは帰路についた。

『また明日!バイバイ!』

「バイバイ!」


僕が家に近付くと、家の明かりがついていなかった。
一階の台所も、二階のお姉ちゃんの部屋も両方とも消えていた。

今日みたいな平日は、お母さんが晩御飯を作って待ってくれているのに…

それに、
ミサキお姉ちゃんも今日はピアノ教室が休みだから、帰宅しているはずなんだけど…
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