ふたりぼっち
『お姉ちゃん?』

崩れ落ちた人は、よく見るとミサキお姉ちゃんだった。

僕は、ミサキお姉ちゃんの状態に驚いていた。

『ごめんなさい…』

僕は、心配かけてしまった事で心が苦しくなった…
みんなで僕を探してくれてたんだ…

それで鍵もかけず、電気もつけずにいたんだ…

疲労感に満ちているお姉ちゃんを見て、僕は本当に申し訳なく思った。

でも…、

お姉ちゃんの苦しみの原因は、僕じゃなかった。
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