極道恋愛法
「きっちり秘書の仕事さえやってくれれば、金なんざいくらでもやるからよ。」



「…は、はぁ…」



バカな私には理解に困った。



肩が震える。



この状況…私…怖いのか??



「っぷ…」



はへ??




「っプハハハハハハッハハハハハ」




気がつけば美形男子はおなかを抱えて笑い転げていた。




「え…??」




「おまえ…何震えてんの!?」




はらいてぇ、といいながら私を横目に見る美形男子。





「何??オレになんかされると思ったわけ??」



「は、はい…」



うつむきながら言う私。







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