極道恋愛法
「おい!!てめぇ、ドコ行ってたんだよ!!」



私に怒鳴りつける美形男子。



まったく、キレイな顔立ちとは正反対…



「ちょっと…トイレに…」



「あぁ!?二時間もトイレに行くやつがどこに居るんだよ!!」



「すいません…」




あまり深く問い詰められることはなかったのでホッとした。




「おい」



「は、はい?!」



いっつもこんな風に驚いてしまう。




「いちいち驚くなよ。」



「は、はい…」



なんか、らしくない声…



静かに廊下を歩く光景は珍しかった。


美形男子は、いつも騒々しく、ほかのクラス、ほかの学年の不良をつれて廊下を歩く。




違う意味でほかの人たちも驚いていただろう。



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