極道恋愛法
「信じてくれなくてもいい。違う。本当に心配だった。」



そんなセリフ…反則じゃない??


私…何も言えなくなっちゃうじゃん。




しばらく無言でリムジンの到着を待った。



でも、美形男子が沈黙を破った。



「お前さ」



「…」



「翔のこと好きなの??」





冷たい春風。



少しの暖かさも感じられない。




王子のことが好き??




私の視線は、美形男子の瞳に吸い込まれるようにじっと見ていた。




「どうなんだよ??」




そのとき、ちょうどいいタイミングでリムジンが到着した。


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