極道恋愛法
「ご、ごめんなさい!!」


「おい!!早く雑巾!!」



「はい!!」



私は携帯を机の上におき、雑巾をとりに急いだ。




なにしてんだろう…



王子が好きだなんて、くだらないこと考えちゃって…




失敗だなんて、ダサすぎる。




「すいません!!!雑巾もって…」



目の前には、美形男子の姿。


でも、様子が変だ。




「あの…雑巾…」





ゆっくり振り返る美形男子の手には私の携帯…




「ちょ、なにしてるんですか!?」



私は必死で駆け寄った。




「やっぱり…」




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