極道恋愛法
「お前…翔のこと好きなんだろ??」



携帯の画面には、さっきまで王子とメールしていた内容が。



「違うっ!!!やめてよ!!!勝手に見ないでってば!!」



必死で携帯を取り返した。




「そうなったら、もうわかったな。好きなんだろ??翔のこと。」



「違うって…いってんでしょ??」




「認めろよ!お前は翔がす…」




パン!!!



美形男子の頬をたたいた。



一日でこんなにも人の顔をたたくことがあるだろうか。



息切れがひどい。





「違うって…いってんじゃん…」




涙声で言う私にまた、心配そうな顔を見せる美形男子。




「そんな顔で見ないでよ!!!心配なんかしてないくせに…!」




そのとき…暖かいぬくもりが私を包んだ。






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