極道恋愛法
私はそう叫んだと同時に思いっきり指を指してしまった。




美形男子は私を見つめている。



「いや…その…あの…」



「…ふ~ん…おもいしろいね、アンタ。」



悪戯な微笑を見せる。




「アンタ…オレとおんなじ学校でしょ??」



「は、はい!!」



「あーあ、もう完全に遅刻だね。」


9時00分____





街のモニターが9時を知らせた。


「はぁ…どうしよう…」


「大丈夫、オレに良い考えがある。」



「本当ですか!?」



沈んだ私に笑顔が戻る。




「ただし、俺の言うこと聞いてくれる??」



「え…??言うこと??」


「うん。」











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