愛しー時に抗うもの達ー

私の生きている世界

ここは、幕末―。


京の都。


「行ってくるね!ばあちゃん」

「あぁ、気をつけなさいよ鈴や」

「分かってるよ!いってきまーす」



私は、中村鈴(17)
実を言うとこの時代の人間じゃない。
それで、優しいお祖母ちゃんのお手伝いしながら住まわせてもらってる。

まぁ、それはまた別の話。

いまから、いかなければいけない所がある。

薬屋を営むお祖母ちゃんの薬をいつも届けてる。
お祖母ちゃんの薬は良くきくと評判だ。


自慢のお祖母ちゃん。


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