愛しー時に抗うもの達ー
「はい……」






少し沈黙が部屋を支配した。
沈黙程、居心地の悪いものはない。


「本当に大丈夫か?」



真剣な顔だった。
目の前の彼から目を背けてはいけない。


私は、今度こそ向き合うって決めたんだ。

「はい。本当に大丈夫。」
心からの笑顔を送った。


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