愛しー時に抗うもの達ー
丘のはじっこに持っていた手拭いを地べたに敷いて座った。

月見団子を脇に置いて月見を始めた。


「本当に綺麗…。」














ガサガサ




後ろの獣道から音が聞こえてきた。

鈴は、近くにあった木の枝を握りしめて構えた。

ガサガサと音を立てて現れたのは…















「藤堂…くん…?原田さん、永倉さん?」


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