心の距離

正夢

ゆっくりと体を起こし、大きくため息をつきながら時計を眺めた。

時計の針は午前2時過ぎ。

ゆっくりとタバコに手を伸ばすと、タバコは空っぽ。

タバコの空き箱を握り潰し、シャツを身に纏い、重い体を引き摺るように、タバコの置いてある、会社近くのコンビニに向かった。

コンビニでタバコを買った後、何気なく会社の前を歩くと事務所の電気がついていた。

…まだ飲んでる?みんなタフだなぁ…何次会なんだろ?ライター忘れたし、軽く二日酔いだし、迎え酒でもするかな…

アルコールが残っている頭のまま、ふらつきながら会社に向かった。
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