幼なじみセンチメートル
「いつか、イノリは誰かを好きになる。…その誰かといるイノリなんて見たくない。私はその誰かを狡いって…憎いって…羨ましがる。そんな風にしか想えない私は醜いよね」
私はきっと
イノリに彼女が出来たら
目の前では祝福して陰では僻む、そんな女になるよ。
早く別れろって、呪いのように
毎日毎日願い続ける。
必死になって焦って
自分の事しか考えない私は
心が汚いんだ。
「………俺から見たら、そんなキヨだから可愛いけどな」
「え?」
「………醜くない。キヨは純粋過ぎるだけだ」
「買い被り過ぎだよ、カゼ」
純粋だったら
悲しくても辛くても
相手の幸せを優先するはず。
私は絶対、そんな事出来ない。
私はきっと
イノリに彼女が出来たら
目の前では祝福して陰では僻む、そんな女になるよ。
早く別れろって、呪いのように
毎日毎日願い続ける。
必死になって焦って
自分の事しか考えない私は
心が汚いんだ。
「………俺から見たら、そんなキヨだから可愛いけどな」
「え?」
「………醜くない。キヨは純粋過ぎるだけだ」
「買い被り過ぎだよ、カゼ」
純粋だったら
悲しくても辛くても
相手の幸せを優先するはず。
私は絶対、そんな事出来ない。