天然水 <番外編>

姫島サン -間違えた選択-


あの時は、
雨が降ってた。


傘をさして、
少し暗くなった
学校の外を一人で
歩いてたときに誰かが
走ってくる音に気づき
振り向いたら


あなたがいた。


「数学のノート
間違えてる。」

そう言い彼は
私の名前が書いてある
ノートを差し出した。

その後、彼のノートを
返すとすぐに帰って
行ってしまった。


恋したかも‥。


クラスの人気者には
興味ないのにな…


雨で少し濡れた数学の
ノートを握り締めた。

まだドキドキしてる。

きっと雨のせいだね。

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