Hurly-Burly 【完】

馨君はにっこり笑う、

「それは出来ないな。」

馨君ナイスだ!!

「ちょっと、ヒヨリンは俺のっ!!」

ナル君まで参加しちゃう?

ガヤガヤ言い出す始末だ。

「な、何だよっ。何か楽しそうじゃんか。

俺も入れろ!!」

楽しいこと大好きお祭り男まで

登場の次第だ。

「やめーろっ。」

腕が千切れるではないか!!

もういい加減にしてほしい。

つうか、ニヤニヤしてるそこの

2人が一番傍観者徹するな!!

「ひよこ・・・」

京様、助けようよ。

「きぃぃぃぃぃっー、近づくな。

離れろ、そして触るなの三大原則

を守れと言ったではないか!!」

拗ねたような顔をしてあたしを見る

ちぃー君には呆れてモノが言えない。

「ナルは良くて何で俺は駄目なんだよ。」

す、拗ねるなよっ。

調子狂うんですが。

「可愛さに勝るものなどないのだ!!」

そりゃ、ナル君は懐に入れても可愛さ

100倍のぷりちぃーさ。

「ナルは男だ。」

はぁー。

それは重々承知の上だが?

「そんなの知ってるけど?」

ボケッとしながら言うと、

「じゃあ、ナルが好きなのか?」

何故そうなる!?

まぁ、好きだけど。

むしろ、この可愛さに惚れてしまいそうだ。

「えっ、普通に好きだよ。」

それが火をつけたのかちぃー君が不貞腐れた

ようにナル君の頭をポカっと叩く。

< 216 / 419 >

この作品をシェア

pagetop