Hurly-Burly 【完】

やっちゃんさんは本名矢部さんらしい。

無駄な知識ありがとうだ。

リビングに3人で向かう頃には話に

花が咲いてた。

この間の保健便りを見たらしくコラムが

どうも気に入ったらしい。

「おうっ、お前ら日和ちゃん居たぞ。」

みんな好き放題やってるがいいのか?

監督者、実務放棄なの?

「日和ちゃん、やっぱ大きいね。」

ズボンがね。

「あははっ、兄ちゃんの着させられた時

よりは断然良いですよ。」

兄ちゃんの服無駄に変なの多いの。

どんな時に着るのって服まである。

ゴロゴロピッシャーン

「ひっ」

今の何だ!?

すごい光ってた。

「ちぃー君!!急いでくれ。」

今の雷すごかったよ。

しょうがなく、目の前に居たやっちゃん

さんの服の裾を掴む。

「えっ?」

やっちゃんさん二度見する。

いや、そんなに驚いちゃう?

「すっ、すみませんっ。

でも、決して変な意味ではありません。

これには谷底より深いわけがありまして・・」

早く、来い。

ゴロゴロ。

「はっ、早く、来てっ!!」

ちぃ君、急いで。

あたしが泣き出す前に・・お願い。

「・・・それで?」

ちぃ君、手を握ってて下さいな。

半裸のちぃ君にビックリしてやっちゃんさん

の後ろに隠れた。

「ふ、ふ、ふふふふ服を着たまえ!!

露出狂か!!」

兄ちゃんと父ちゃん以外の人のは初めて見た

ような・・あっ、あの悪魔2人も見たことあるっけ。

大して、ビビることじゃなかった。

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