Hurly-Burly 【完】
「でも、いくらヒヨリンが平気でもやっぱり
あのコンビには危ねぇよ!!」
ユウヤ、あんたそんなに心配性だったの?
「そうなんだよね、あそこは割かし他校
もよく来るからね。千治、どうする?」
ちぃ君に振るところなの?
さっきから欠伸してクッションに顔を
乗せてのべーっとしてまっせ。
「他校って何か特殊のコミニュケーションでもするの?
あたしは流行に乗り遅れているー!!」
ヤバいよ!!
流行とか興味ないけど、とりあえず危機感覚えた。
「・・・ひよこ、違うから。」
京様、今日もとてもお麗しいです!
「この調子じゃ話が進まねぇーよ!!」
いきなり、叫ぶなよ金髪ライオン。
「あ、でも。サユが言ってたような!!
マコ君とサユがそれで揉めて一時冷戦
してたからあたしかなり恐怖なの!!
あんな想いは二度としたくないわ。」
そうそう。
マコ君が今回は全然折れなくてね。
サユも今回はさすがに折れたみたいだ。
「横山?」
あ、そういえば知ってたんだよね。
みんなとマコ君の繋がりがよく分かんない。
「マコ君の彼女で居ると何か危険事が
あるとかよく分からないけど、口論してて
2年付き合ってるのにあれは一番大きな
喧嘩だったと思う。」
あたしもマコ君があんなに落ち着いて
サユを宥めてたのを見てた。
「でも、今考えるとサユはあたしのこと
で怒ってたみたい。
自分はまだしもあたしまで巻き込むことに
なるじゃないってマコ君を引っ叩いてたのを
見てさすがに止めに入ったけど。」
それでも、それじゃあまるであたしのために
2人は喧嘩してるみたいで若干困った。