ユキノカケラ
「はぁ~…。」


優は長いため息をして頭を腕の中に沈めていった。


「え?どうしたん?」


急に落ち込むから焦った。

優は少し顔を上げて、真っ直ぐ前を見た。


「…俺、見た目怖いやん?」


あ、分かってたんや…。


「それで俺、辛いことよくあるんよ…。」


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