ユキノカケラ
肩を叩かれて振り返ると女の子が立っていた。


「えっと、真鍋彩奈ちゃんだよね?」


「はあ…。そうですけど…。」

この言葉を聞いた瞬間彼女の顔が明るくなった。


「そっか!よかった。合ってた合ってた!」


な、何が!?
私の困惑した顔に気付き、慌てた様子で


「あっ!ごめんごめん。ウチ同じクラスの“武田茜”って言うの。茜って呼んで!
ウチは何て呼んだらいい?」


よくしゃべる子やな…。


「彩奈でいいよ…。」


「ほんま!?あんな、ウチと友達にならん?」


「はい!?」


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