ユキノカケラ
「…あんな、私も過去にちょっとあるんよ。」


優は真顔になり、静かに

「いいよ。喋って。」


私は前を見つめて、話始めた。


「私の髪って、かなり明るいし、ウェーブがかかってるやん?これ、地毛なんよ。」


「ウソー!!」


優はビックリしている。

ま、普通よね。
そして続けた。


「ま、それで先生に目をつけられてたんよ。
前の学校で…男の体育の先生に…」


私は言葉に詰まらせた。

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