ユキノカケラ
茜らは、中庭で食べるらしかったから、私たちは屋上で食べることにした。


「てか、普通屋上の鍵開いてないでしょ!!」


「うん。だから職員室から1番遠い教棟に来たんじゃん?」


「へっ?」


優の余裕な笑みに私は戸惑っていた。
すると、男子便所に入っていった。


「えっ…!?ちょっと……!」

「今誰もいないから!」


意味分からず、優に腕を引っ張られるままに入った。


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