ユキノカケラ
優は窓を開け、そこから外に出ていった。


「えぇ!!優、そこから屋上に行くの!?」


「うん!」


笑顔で手を差し伸べてきた。


……もう、どうとでもなれ!!


優の手を握り、どうにか屋上に上がった。


「うーん…。気持ちいい!!」


そう言って、私は伸びをした。


グゥ……。


「あ…。」


私のお腹が鳴った。


「分かった、分かった。飯食おうか。」


「えへへ。」っと、照れ笑いをした。


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