ユキノカケラ
「…ひっく、ひっく、ひっ、ひっ、ひっ……」


「先輩?」


息ができん。


ヤバい!


このままじゃ…


「…死ぬ!…」


ただならぬ空気にみんなが集まって来た。


「過呼吸や!」


堺君がそう叫ぶと私に紙袋を当ててくれた。


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