涙の温度-私と君-
なんで私がこんな目にあわなくちゃいけないんだよ‥
「剛のせいにするなんて‥!ふざけんじゃないよ!」
――バンっ!!!
音のするほうをみたら‥
机が倒れていた。
「てめぇら‥!何やってんだよ!!!!」
机を倒した男子がキレてた
「やべっ!!斎藤じゃん‥。逃げろ!!!!」
1人の男子が叫び全員がどこかに行った。
教室には斎藤という人と私しかいない。
なんか気まずいし‥。
てか体が痛い‥。
その沈黙を破るかのように、相手が
「真生ちゃん!!大丈夫?」
と言いながら顔を覗き込んできた!
さっきの迫力と違って、子猫みたいな目で私の事をみてきた。
「だっ‥大丈夫‥」
「本当に!?あんな事されて平気な女の子はいないでしょう‥」
今にも泣きそうな顔をしてみてくる相手‥
「本当に‥大丈夫だから‥」
立ち上がろうとした時、体に激痛がはしって倒れた。
「っ‥‥」
「真生ちゃん!!大丈夫じゃないじゃん!!送ってあげるから今日は帰りなよ」